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ここから佐世保との間に一日三便のフェリーが通っている。港の規模は大きく、波止も立派なものがあるが、大きすぎるとかえって釣りには不向きな面もある。特に前津吉の外波止は沖側から先端にかけて消波ブロックが入っておりこの上から竿を出すとなると非常に足場が悪い。 一般に波止は先端が好ポイントになることが多いが、ここの場合は水面下の消波ブロックが広がっているため釣りづらい。したがってカゴ遠投の小グロ釣り以外は難しい。 チヌの本命は先端内側のA。足場はコンクリートだから申し分ない。先端まででとぎれた消波ブロックがカケ上がりを形成している。港外に出る下げ潮港内に入ってくる上げ潮ともゆったりしているから、流す範囲が狭くとも釣りづらいことはない。 条件としてはやはり時化た方が釣りやすい。マキエ次第では二から三ヒロのタナでも食ってくる。凪では海底が見えるほど透明度が高いから、朝夕のマズメに静かに釣ることを心がける。また、このときは竿一本以上の深みを狙う。 もう一つのポイントBは波切れ波止との水道に当たり、潮通しがよい。この付近だけ消波ブロックが出っ張ってないので釣りやすくもあるが、チヌが消波ブロック沿いに走ったときは取り込みが難しい。固定ウキで釣る場合は消波ブロックの際を、水道中央部の深みを流すときは移動ウキを使用する。 難点は足場が悪いのと漁船が往来すること。特に早朝は漁船がひっきりなしにこの狭い水道を通るから、釣りにならないことがある。地元勢がカゴ釣りでクロを狙うのもここ。 |
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